韓国ドラマ <ヒーラー> に描かれたメデイアの実態
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- 2016/02/19(Fri) -
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Kill Me Heal Me は少し休憩をはさんで 一気に見終わりました。 最初はドロドロ に見えたけど... 途中から漫画チックな楽しさも 切なさも入り楽しめました。 賞も 沢山いただいたようで 最初は残念すぎると思っていた作品でしたが、果たしてこの 作品を ヒョンジュン君に演じてほしかったか? と言われたら多分 No です。 見て無念さが消えました。 力のある作家さんで複雑でも 破たんがないシナリオで 娯楽性もありますが、 いかんせん ストーリーが特異すぎて 二回見たいドラマ ではないから.... 一国会が刀を振り回さなければ まだ <感激時代 > の ほうが見なおしたい場面が沢山あります。 普通 韓国リアルタイム視聴すると 日本で放送される時には 字幕があっても見る意欲激減になりがちですが、 <感激時代> は 少なくとも DATV 放送まではちゃんと見ました。 今度 BS TBS で2月26日から 月~金放送、30話でカバーするので あまりカットはないかも しれませんね。 こちら で次に何を見ようかと... ピノキオにするか 今話題の < ヒーラー > にしようか..... 衛星放送も BS も見逃してしまったので 今 < ヒーラー > をDVD で見ています。 スリリングで とまりません。 正直 ありえないアクションには疑問ですが、こちら が ヒョンジュン君だったなあと想像が膨らみます。 トップの写真とか^^ しかも このドラマ 2014年12月から KBS で放送開始... よく KBS で韓国の 報道に大きな疑問提起する (地上波を含めて) ドラマを放送したものだと 感心します。 しかも.... 内容は違っても 被害者が 加害者側のマスコミを 利用して流した 嘘の情報、告訴、そして 待ち構えたカメラマンによって < 加害者 > に 塗り替えられる場面..... あの9月に一斉に警察でフラッシュを 浴びたシーンを思い出させました。 私達が頭で知っていた 報道現場で 語られる言葉が 物凄くリアリテイをもって迫ってきます。 一日60件の記事を書く記者、 検索用語上位のキーワードを使って、他の記事を 読んで 適当に書く、タイトルは刺激的に... そうやってデスクの上だけで記事を 書くという現実もあれば... 誰も真実を求めていない.... センセーショナルな内容 を読みたいだけだ..... などなど... 地上波は 上層部の意見に従って、内容が 制限されたり、無視したり... じゃないと上司から パワハラにあう現実などが よく描かれています。 ずっと気になっていた事、最初に ヒョンジュン君の事件で真摯な記事を書いてくれた オ ミジャ記者の記事を最近見ません。 もしかして? と思っていたのですが このドラマを見て.... どこか地方に飛ばされたり、 会社を首になったか、自分で 意志を曲げず 辞めたとか... そんな風になっているのではという想いが確信に 変わりました。 よほどの事が出てこない段階で、 世論操作する側に 真向から 立ち向かう記事を書くのが どれほど勇気がいるか ... ドラマだから 最後は 成功するのかなと思うほどです。 さらに現実味を帯びて耳に入ってきた言葉は、 現代は真実が見えにくくなっている.. イジェマン弁護士さんも同じ事を語っていました。 ネット記事が溢れていて、嘘と 真の見分けがつかない、 又 真実を伝える記事があっても お金をもってすれば あっという間に検索ランキング圏外に追いやることができる.... 全て 私達がこの 事件で目のあたりにしてきた事ですね.... こうした 報道現場や放送現場をテーマにした、いわば社会派ドラマは 過去あまり ヒットした事がないそうですが、 < ヒーラー> を書いた作家は 韓国現代史、 民主化運動の弾圧された時代、光州事件をテーマに書いた < 砂時計> 今でも視聴率歴代の トップ5に入る作品を手掛けた作家の力量なのか.... ヒーラー でも 民主化弾圧の時代の影を 滲ませている展開です... 真実を知りたいという 願望が 大衆の中にやはりあるからなのか....? 大ヒットした数少ない作品に なっているようです。 見応えあります... 日本放送で歌われている Love story に目があまり 行かないほど、 韓国ますメデイアの現実に 目も心も奪われます。 命を守るために 有名になるしかない、簡単に手出しできない存在になるしかない 世界 .... 再び ヒョンジュン君の事件に引き寄せてみると、 イジェマン弁護士さん のような スター弁護士がついていれば お金をもってしても そうそう おかしな 事はできないと思いました。 知名度は勿論、 実力も実績もある、粘り強く証拠 を求める.... そんな弁護士を相手にしたら、検察も 法廷も おかしな事はできない.. ひしひしと 実感をもって そんな非常な現実が迫ってくるドラマです。 韓国ドラマ、一度トレンドができると何作か 同じような作品が出ます。 こうした 真実を求める 社会派ドラマ のトレンド、 ひたひたと浸透していけばいいので すが... credit: 写真ない あと 半分で < ヒーラー > 見終わります。 まずは お勧めドラマ とし 途中ですが 感想を書いてみました。 見終わるまで 待てないほど 惹かれてしまった ドラマです。
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